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ってわかりませんよね、見たことない人は。ハイデマンダーというのはそういうものを知っている。これはどういうものかというのを知っていて、それを口コミで広げられる人、そういうような活動があって、それとの関係、組織的な関係も含めて、そういう関係をどうしていくか。芸術団体もそうですが地域ハイデマンダーはハイデマンダーで全国的なネットワークを持っている、芸術家は芸術家のネットワークを持っている。
次に施設の自主事業としての活動がもう1つあるだろうと。その中にも招聘ということの買い取り公演。これについてきょうは後ほどかなり特化した話をさせていただきます。さらに共同制作。芸術団体と共同あるいは地域の施設同士の共同とか、地域間の共同とか、さまざまな取り組みがあるだろうと。それと完全に自分からつくる、かなり質の高いものをつくっていこう、制作していこうという意図があり得るだろうと思います。
次に、地域の人々の芸術文化の創造・発表の場の提供のために、これもいろんな取り組み方があるだろ。多くの場合、貸し館としてやられている。それと地域の芸術団体と協力して、もうちょっと密接な関係をつくって、意図を持って次のアーチストを育てるということの兼ね合いも含めて協力関係をつくっていく。あるいはもうちょっと踏み込んで地域のアーチスト団体と一緒に何か市民オペラをつくろうとか、そういう動きをつくっていくということ。
これらが全部絡んで次のアーチストの育成の問題とも、これは10%と、目的にしている施設は非常に少なかったのですけれども、この問題がセットされていくことによって地域になかった資源が地域に育つかもしれないし、そういう育てようという意図を持ってプランニングをしていく。資源を育てるという形でも方法がいいろいろあるかと思います。育成プログラムを運営する、ある施設では、アーチストを呼んできて何回かのプログラムをつくって、地域のアマチュアを育てるプログラムを自主事業としてつくっている施設もありますし、発表のチャンスを与える場合もある。自主事業でやるか共同とかの場合もある。ある県の施設は私の教えている生徒に毎年1回発表の場を与えるための自主事業を組んでやっている施設もあります。
さらに地域の芸術家、芸術団体に、これは施設だけではできないかもしれませんが、行政と組んで助成金を与えるとか、あるいは広報をちゃんとしてあげる。地域にお知らせをする。また地域外から招聘するというのもアーチストを育てる1つのやり方になるだろう。毎年違う人を呼ぶということもありますけれども、ある特定の人を毎年1回呼ぶというやり方でそのアーチストが育つという問題がありますし、このことは先ほどお話した、芸術

 

 

 

 

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